
子供の不安を「吸収」してしまう前に
2025年05月01日 23:05
【繊細な子どもを持つ親御さんへ】
子どもの「しんどい」を、どう受け止めていますか?
新学期が始まって少し経ったころ。
お子さんがこんなことを言っていませんか?
「なんとなくしんどい」
「学校行きたくないかも…」
そんなとき、どう声をかけたらいいのか――
迷うこと、ありませんか?
「そんなふうに感じてもいいんだよ」
それが、子どもが自分を嫌いにならない第一歩
子どもが弱音を吐くのは、
決して「ダメな子」だからではありません。
でも、親も人間。
不安や焦りがつのると、つい…
「気にしすぎよ」
「そんなことでグズグズしないの」
「みんな頑張ってるんだから」
と、言いたくなってしまうものです。
そんなときこそ、「子どもを変える前に、自分に戻る」ことから
実は、子どもにかける言葉を選ぶ前に
もっと大切なことがあります。
それは、「自分の体に、そっと注意を向ける」こと。
たとえば、こんなふうに問いかけてみてください:
今、私の体で重たいところはあるかな?
少しでもラクな場所はある?
何も感じないところは、どこだろう?
この問いかけが、不安に飲み込まれそうな心に
ちいさな“間”を生んでくれます。
沸騰したお湯に、そっと水を差すように――
気づけば、言葉や態度がやさしく変わっていくのです。
親が「安心」に戻ることで、子どもも安心する
子どもの不安やしんどさを
真正面から変えようとしなくても大丈夫。
まずは親であるあなたが、安心に戻ること。
その姿こそが、子どもにとって最大の安心になります。
次回予告
次回は、この「体へのやさしい問いかけ」が
なぜ神経系や脳に効果的なのか?
そのしくみを、わかりやすくお伝えします。
どうぞ、お楽しみに。