
繊細な親子のための“安心スイッチ”セルフワーク
2025年04月24日 22:13
繊細な親子のための「安心に戻る力」を育てる
セルフワークをお届けしているAKIです。
私は、アレクサンダー・テクニークという、
体と心の使い方を整える方法を
20年以上実践し、教師としても10年以上指導に携わってきました。
アレクサンダー・テクニークとは、
日常の中で無意識に反応してしまう“クセ”に気づき、
その反応を一度止めることで、
自分で選べる余白をつくる実践的な方法です。
そのなかでも私は、自分で体験しながら深めていける
セルフワークに重点をおいて学び、
日本でいち早くそのスタイルを確立して伝えてきました。
このページで伝えたいこと
私はこれまで多くの方に向けて発信してきましたが、
これからは特に、繊細な気質を持つ親子の方々に向けて、
集中的に発信していきたいと考えています。
私自身も、繊細な気質を持ちながら、子育ての中で
「どうすればこの子の特性を大切にしながら育てられるだろう?」と、
ずっと手探りで向き合ってきました。
このセルフワークで大切にしていること
・繊細さを否定せずに、そのまま生かして育てていくこと
・不安になったとき、まず親自身が“自分に戻る”こと
・子どもが「今のままの自分でいていい」と感じられる環境づくり
・体に意識を向けて、“安心に戻る感覚”を身につけること
こうした視点を、神経系・脳の反応に沿ったアプローチとして
シンプルに日常に取り入れられるワークとしてお伝えしています。
自分の中に「安心できる場所がある」と知ることが、人生の土台になる
私の子供たちも、まわりの空気を敏感に察知し、
感情に大きく揺さぶられやすいタイプでした。
けれど、私が日常の中で「まず自分が整う」ことを大切にしていったことで、
その感覚が、言葉を超えて自然に子どもたちに伝わっていったのだと思います。
やがて彼らは、
「自分の中に安心できる場所がある」という感覚を体で知るようになり、
親がそばにいない場面でも、
自分自身で落ち着きを取り戻す力を育てていきました。
「戻れる力」があれば、繊細さは強みに変わる
子どもたちはこのセルフワークを“お守り”のように使いながら、
人間関係や受験など、人生の節目で自分の力を発揮してきました。
そして今では、
観察力・洞察力といった繊細さ由来の資質を生かしつつ、
ネガティブな刺激は流していける柔軟さを備えた大人へと育っています。
親ができることは、「強くする」のではなく、
「戻れる体験を残しておくこと」
「反応を止めて整う」という感覚を、幼少期に育んだ子どもは、
たとえ反抗期や思春期で親と距離ができても、
必要なときには“自分で使えるツール”として自然に活用できるようになります。
これは、脳や神経の反応のしくみからも裏づけられています。
不安にのまれそうになったとき、
体に意識を向けて“安心に戻る”感覚が育っていれば、
脳の中で「危険!」と反応する扁桃体の暴走がやわらぎ、
考える力や判断力をつかさどる前頭前野が働きやすくなります。
つまり、「揺れない子にする」のではなく、
揺れても戻れる神経の回路をつくっておくこと。
それが、繊細さを“生きる力”へと変えていくのです。
もしあなたが、
繊細な子を育てながら「このままでいいのだろうか」と不安を感じたり、
自分の対応に揺れたりしているなら、
ぜひこのセルフワークを通して、
まず自分が“安心に戻る力”を体に育ててみてください。
子どもは、その姿を通して、ちゃんと受け取っていきます。
#繊細な子供 #HSP #アレクサンダーテクニーク#不登校 #行き渋り
なお、Instagramでは、体から整えるセルフワークのショート動画や、
日々の気づきも発信しています。
気になった方は、ぜひそちらも覗いてみてくださいね。
▶︎[@aki_hsp_bodymind_support]