「伝えにくいこと」を楽に伝える方法
2025年02月02日 21:36
今回は
伝えづらいことを伝えるとき、自分を保ちながら話す方法
について書いていきます。
誰かに「伝えづらいこと」を言わなければならないとき、
心がざわついた経験はありませんか?
✔ 相手を傷つけてしまうかもしれない
✔ 怒らせてしまったらどうしよう
✔ 断るのが申し訳ない
そんな気持ちがよぎると、
「言わなきゃいけないのに、なかなか言い出せない」
「つい、余計な言い訳をしてしまう」
「自分の意見をはっきり言えず、後でモヤモヤする」
といったことが起こりがちです。
こうした場面では、多くの人が無意識に “伝え方” に影響を受けています。
ここで、 伝えづらいことを話す3つのパターン を見てみましょう。
同じ内容を伝えるときでも、話し方によって相手の受け取り方も、
自分の心の負担も大きく変わります。
❌ 1. ひたすらへりくだる話し方
「すみません…申し訳ないんですが…本当に申し訳ないんですが…」
と、ひたすら申し訳なさを前面に出して話すパターン。
一見、相手に配慮しているように見えますが、
✔ 過度にへりくだることで、自分の意見の正当性が薄れてしまう
✔ 相手に「そんなに謝ること?」と思われ、逆に気を遣わせてしまう
✔ 伝えた後に、自分自身が消耗してしまう
結果として、「結局ちゃんと伝えられなかった…」と後悔することも。
❌ 2. 強く拒絶するような話し方
「そういうのは無理なんで」「申し訳ないですが、やれません」
と、相手に反応させないよう、強い態度で伝えるパターン。
✔ 一見、堂々として見えるが、相手に反発心を抱かせることがある
✔ 言葉を強くすることで、自分も身構えてしまい、余計に緊張する
✔ 相手に受け入れられないと、次第にもっと攻撃的になりがち
「相手に負けないように」と力んで話すと、無意識に相手との対立が生まれ、
結果的にスムーズに伝わらないこともあります。
✅ 3. 自分の楽な状態につながりながら話す(このワークを使う)
では、どうすれば 「芯を持ちながら、伝えたいことを伝えられる」 のでしょうか?
その答えは、話す前にまず「自分の楽なところに注意を向ける」こと。
ここで、
自分に留まりながら話すための3ステップ を説明します。
💡 ステップ 1:話す前に「どこが楽?」と探す
・まず、自分の体の中で「どこか楽な部分はあるだろうか?」と意識を向ける。
・例えば「肩がふわっとしている」「お腹が楽だな」など、パッと浮かんでくるところで大丈夫。
💡 ステップ 2:楽な部分に注意を向けたまま、話し始める
・「肩のあたりが楽だな」と感じたら、その肩の感覚を見つめるようにしながら話す。
・意識を「相手の反応」ではなく「自分の楽な状態」に向けることで、自分軸を保つことができる。
💡 ステップ 3:「楽な感覚」を見つめながら話し続ける
・相手のリアクションに左右されず、落ち着いて話し続ける。
・話している間も、ずっと「楽な部分」に意識を戻す。
なぜこの方法が効果的なのでしょうか?
📌 ① 自分がブレない → 相手の反応に過敏にならない
伝えづらい話をするとき、私たちは無意識に 「相手のリアクション」に意識を向けすぎてしまう。
そうすると、「相手が不機嫌そう…」「嫌われるかも…」と気を取られ、自分の軸が揺らいでしまう。
でも、自分の楽なところに意識を向けながら話すと、相手の反応に過剰に引っ張られにくくなる。
📌 ② 落ち着いた雰囲気が、相手にも伝わる
「言いづらいことを言う」とき、相手は "こちらの態度" に敏感になるもの。
話す側が 緊張していたり、必要以上に謝ったりすると、相手も構えてしまう。
逆に、楽な状態で話すと、相手も自然とリラックスして受け取れる。
📌 ③ 余計なエネルギーを使わず、スムーズに伝えられる
へりくだりすぎると消耗するし、強く出すと対立が生まれる。
でも、自分の楽なところにつながりながら話すと、無理なく自分の気持ちを伝えられる。
🌿 「伝える前に、まず自分に戻る」
✔ 伝えづらいことを伝えるときこそ、
✔ 相手の反応に振り回されるのではなく、
✔ まずは 「自分に留まる」 ことが大切。
そのために 「どこが楽?」と自分に問いかける習慣をつけてみる。
それだけで、伝え方が変わり、気持ちも楽になります。
次に誰かと話すとき、まず「今、どこが楽?」と意識してみてください。