
「痛み」で見直す自分の使い方
2024年04月11日 19:28
春ですね🌸
今年は珍しく4月に入ってからの桜となり、
入学式シーズンにも桜が残りましたね。
4月はやはり、
日本では全てが動き出すような時期。
なんだかちょっと落ち着かない、
でも、前に向かうエネルギーを
感じる季節です。
今日は、特にHSPだけではなく、
誰に起きてもおかしくない
お話をしましょう。
このワークでは、
「今、自分はどのような状態にあるか?」
という視点で、
自分に注意を戻していくということを、
一番重要視しています。
私たちはどうしても、
「やるべきことの結果」
ばかりに注目しがちで、
その「やるべきこと」を
やっている自分の使い方には、
あまり関心がない。
その結果、
自分をひどい状態で使っていても、
全く気づかない。
そして、気づいた時には、
アレクサンダーさんのように、
「声を失う」というところまで、
事態が悪化してしまっているのですね。
私もこの3月、4月、
なんだか色々なことで忙しくて、
気持ちが焦りがちでした。
そんな日々の中、3月の初めくらいに、
右手首がとても痛むことに
気づきました。
特に痛めた記憶もなく。
しばらくしても治らないので、
病院を受診。
「特に異常はないので、使いすぎでしょう」と、
コルセットのようなものを付け、
様子を見ることに。
1ヶ月くらい経ち、
昨日くらいからようやく痛みを
感じないくらいになってきました。
「なんでこうなった?」
と考えると、思い当たることが。
1月の下旬に、
スマホを機種変更したのです。
今まで、小さめのiPhoneを
使っていたところを、
もっと大きめの機種に変更。
今まではパソコンでやっていた作業も、
スマホでもできる!
とウキっとしていたのですね。
しかも、3月は年度の変わり目で色々と忙しく。
でも、iPhoneでなんでも済ませられるから、
「なんて楽なの〜!」なんて、
調子に乗っていましたね、考えてみたら。
結局、スマホを使うことに夢中になり、
その間自分にどのように
注意を向けているかいないか?
なんてことは、すっ飛んでいた、
というアレクサンダー・テクニークの教師に
あるまじき姿だったわけです。
体は正直なもので、
ちゃんと警告を出してくる。
わかりやすい「痛み」として
警告を送ってくれたのですね。
そこからは、スマホを使って
文章を作る時は、
できるだけ音声認識を使う
コルセットをつけて
手首への負荷を減らす
という生活を続けました。
今回の場合は、
「手首や親指などを習慣的に使う前に止まる」
ということが必要だったのですね。
習慣的に手を使う前に、
音声認識に切り替えることで、
「使わない」
あるいは、
習慣的に手を使う前に、
コルセットを付けることで
「習慣的な動きを制限する」
ということをしていたわけです。
「習慣的なやり方」は、
いつの間にか身についてしまっていて、
問題が発生するまでは、「見えない状態」に
なっています。
だから、
そこに問題があることさえ気づいていない。
でも、「痛み」として出てきて始めて、
今回の私のように使い方に目を向けることで、
「止まる」必要があるのだと気づくわけですね。
このワークの実践を進めるうちに、
私たちの行っているほぼ全ての行動に、
このメカニズムがあるのだなと
分かってきたのです。
みなさんも、
「〜〜〜をしている時、自分をどうやって使っているかな?」
という視点を持ってみましょう!
何か見えてくることが
あるかもしれません。
では、今日はこのあたりで。