
HSPは、何に対して止まるのか?
2024年03月27日 21:24
アレクサンダー・テクニークを実践して、20年以上経ち、なぜ私が今、アレクサンダー・テクニークを特に「Highly Sensitive Person(HSP)」の人向けに教えているかというと、アレクサンダー・テクニークの重要な要素である「止まる」ということが、HSPにとって、とても大きな意味を持つからです。
「HSP」の共通の悩みとして、
「考えすぎる」「疲れやすい」「反応しすぎる」
というようなことがあります。
どうも、他の人に比べて、「考える」「反応する」といったようなことの、
度合いが激しいんじゃないか?と、たいていのHSPの人たちは、成長するうちに感じ始めます。
「こんなに些細な刺激に、ザワザワしてるのは、私だけなんじゃないか?」
「どうして、あんなことがあっても、他の人は平気に見えるんだろう?」
とね。
私もそうでした。でも、アレクサンダー・テクニークを実践して、少しずつ変化していくうちに、
少しずつそういう傾向が薄くなってきて、「そんなに反応しなく」なってきたり、
「そんなに疲れにくく」なってきたり。
そして、結局は刺激が来ても、「反応する前に止まる」ということができるようになると、
「反応未遂?」「頭グルグル未遂?」
というような状況が積み重なり、それが
「ぶれない」「動じない」「疲労困憊していない」私
に繋がってくるのだということが、わかってきたわけですね。
次回以降、日常のどんな場面でどうやって止まっていくのか、
書いていきます。