
何に対して「止まる」のか?
2024年03月09日 00:37
「ブログを始めます!」と宣言して、題名を「止まる」のチカラと付けました。
そうなんです。私は、長年このワークに触れるうち、
とにかくこの「止まる」ということが、変化の大きな鍵を握っていると分かってきたのです。
では、
「いつ、何のために止まるのか?」
「何を止めるのか?」
という疑問が湧いてきますね。まずは、そこから解説していきましょう。
今日はまず、この四コマ漫画から見ていきましょう。
何だか、痛そうな展開になっていますが、何を意味しているのでしょうか?
これは、私の師匠のMio Morales先生(以下、ミオ)が頻繁にレッスンの中で使う例え話です。
ざっくり言えば、この漫画は、
「私たちは、いかに自分自身の使い方に無自覚か?」
ということを表しています。
この漫画の状況はちょっとありえない想定ではありますが、
この人は、家の中でテレビを観ることにあまりに夢中になっていて、
自分がバーベキューコンロの上に手を置いて、
その手が、いつの間にかコンガリ焼けるほどになっていることに、
全く気がついていません。
「なんか、お肉でも焼いているの?そんな匂いがするけれど。」
と家の人に聞かれて初めて、事の深刻さに気づくのです。
「さすがに、火の上で手を炙って、気付かない人はいないさ〜。」
と思うでしょう?そうですね。こんな例は現実的ではないものの、
実際私たちは、このような愚かなことを、日々繰り返していて、
それに対して全く無自覚に過ごしているというのです。
そして、その「愚かなこと」をする前に「止まる」必要があるのです。
次回以降、アレクサンダー・テクニークの創始者である、
F.M.アレクサンダー氏の経験を振り返って、説明していきますね。